池田卓哉ブログ 風光日々新(ふうこうひびあらた)

素直な心で表現する場にしよう。そんな想いで始めたブログ。

スペース

何に意識を向けるかはとても大切なこと。

 

大切なことを目を逸らさずに生きられたら

そんなことを思う日もありました。

 

 

自分にとって意味があること

価値があることに

アンテナを張るのは大切なことです。

 

ただその大切だと思うことを

握り締め続けているが故に

取りこぼしてしまっている

豊かさもあるということに

最近気がつきました。

 

握り締めていることが当たり前に

なりすぎてしまっている時

自分ではプラスだと思っていても

それは大切なものから

執着へと姿を変えているかもしれません。

 

大切だと思いながらも

一旦横に置いてみる

手放してみる

本当はそんな日があっても良いのです。

 

 

 

一点をただ見続けるような集中(フォーカス)

もあるけれど

 

どこにも意識を留めないことで

広く見渡せるような

フラットな集中もあります。

 

 

最近 静かな環境に身を置いてみて

静けさそのものが

心地良いものだと

あらためてそう思いました。

 

感覚と意識と自分自身と

ちゃんと繋がれている気がしました。

 

 

外側に答えを求めてしまうのは

自分の自信のなさの

表れなのかもしれません。

 

物が捨てられずに

家の中に何でも溜め込んでいる人のことを

パックラットと表現することが

あるそうですが不安が強い人に

そういう傾向があると聞いたことがあります。

 

物や答えで

ひとときの満足感は得られるけれども

足るを知らないと

不安や物足りなさで

すぐに埋もれてしまう。

 

空間や余白もそれそのものが

すでに豊かさなのかもしれません。

 

空間や余白といった

“ない“ものですら”ある“を内包していて

 

空間のことをスペースといい

宇宙を指す言葉としても

スペースという言葉が当てられていることが

本質的にも繋がっているように思えて

なんとも豊かさを物語ってる言葉だと

感じずにはいられません。

 

 

自分を信じると書いて自信

”ない“ことにフォーカスをすると

手に入れること

不安を誤魔化すように

余白を埋めていくことに

一生懸命になってしまうけれど

 

”ある“ものにただただ気づいて

繋がっていく

本当はそれだけで良いのかもしれません。

 

 

繋がっていくことを意識した時

静けさすら豊かさでした。

 

薄味の中の甘さを噛み締めていたい。

鳥のさえずりに耳や心を傾けていたい。

 

新しい季節の風はこの肌に心地良く

今日も空には雲が流れています。