池田卓哉ブログ 風光日々新(ふうこうひびあらた)

素直な心で表現する場にしよう。そんな想いで始めたブログ。

”坐“ -土の上で人と人は向かい合う-

特別な何者かにならなければ。

 

振り返れば

そんな焦りを抱えながら

日々を過ごしていたように思います。

 

絵を描く時 作品を作る時

人前に立つ時

 

“特別なものがなければいけない“

誰に言われたわけでもないけれど

等身大の自分にNOを

突きつけ続けていたのは

きっと自分自身なんだと

今はそう思います。

 

自分の都合の良いことしか

見ようとしないで

肯定しようとしていた自分。

 

条件を満たしていないと

肯定できない自分であれば

自己否定の苦しみは

続くのだろうと思いました。

 

表現とはなんだろう?

 

自分のわからないが増えていった時

目の前に現れたこの問いは

自分と向き合うための答えをくれました。

 

 

感じたこと 考えたこと 

等身大のありのままの自分を一旦

受け入れることから

自分の表現は始まるんだ。

 

そうハッとした瞬間がありました。

 

できれば見ないで済むように

自ら塞ぎ続けていた心の洞穴から

光が差し込んだ気がしました。

 

“特別な何か”を外に求めるのではなく

自分の気持ち 感覚に耳を澄ませ

ただ素直になることが 大事なのでは。

 

それが自分の表現なのでは?

“特別な何か”はその先にあるのでは?

 

ありのままの自分に

許可を出したら

少し涙が出ました。

 

”何者かにならなければ いけない”

そうでなくとも

何かが許された気がしました。

 

わからないこと

知りたいことがあるから

話すや作るがあって良いはずで

 

わからないことを

一歩踏み出す理由にしていい。

 

わかろうとするために

内側にあるものを表に出していい。

そう思ったら少し勇気が出ました。

 

人はすでに

一人一人が特別なのかもしれません。

 

自分に素直になる。

 

言葉にするほど

簡単ではないかもしれません。

 

けれどその姿勢を忘れずにいられたなら

まだまだ自分も表現と

向き合えるんじゃないかって

その気づきは僕に希望をくれました。

 

自分の心に素直な表現をしよう。

そんな想いで始めたブログです。